私たちの生活に欠かすことのできないトイレですが、トイレに詳しい方は少ないのではないでしょうか。
今回は、言われてみると気になるトイレの疑問を解決すると共に、意外と知らないトイレに関する豆知識をご紹介します。
目次
ほとんどの便器の色が白の理由
トイレと聞いて思い浮かぶ便器の色と言えば白色です。
なぜ白系統の色が定番となっているのでしょうか。
主な理由は「インテリアとして合わせやすいから」「便や尿の色で健康状態が判断できるから」の2つです。
少し前まではリフォームの際などにカラフルな便器が人気だった時期もありますが、近年は清潔志向やシンプルモダン志向が高まり、再び白が定番となっています。
メーカーによってはグリーンやブルー、ブラウンなどもありますが、すでに廃盤になっていたり、受注生産のため納品に時間がかかったりと、あまり一般的ではないようです。
暖房便座にもカバーを掛けた方がお得
便座に座った際のヒヤッとした感覚を無くすための便座カバー。
暖房機能の付いた便座にはカバーを掛ける必要がないと思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
カバーを掛けることによって便座からの放熱が抑えられるので、温度を保つための電力を節約することができます。
便座カバーを掛けた暖房便座と掛けていない暖房便座とでは、掛けている方が約26%も電力量が少なくなるのです。
便器の形にU形とO形がある理由
トイレを使用していて、便器の手前が繋がっているものとそうでないものがあることに疑問を持ったことはありませんか。
便座の目的は「座った時の冷たさの改善」と「便器の縁の汚れを覆うこと」です。
そのため、はじめはO形が主流でした。
しかし、男性が座った際に手前の部分に局部が触れてしまうことがあったため、不衛生だとして手前の部分をなくしたU形が誕生しました。
日本の公益社団法人、空気調和・衛生工学会の規約でも「公共トイレはU形が望ましい」とされており、多くの人が使用するトイレはU形便器の場合が多いようです。
ちなみに、O形便器は「ドーナツ形」、U形便器は「馬蹄形」とも呼ばれます。
11月10日はいいトイレの日
日本には様々な物事に関する記念日がありますが、トイレも例外ではありません。
1986年に日本トイレ協会が主催した第一回トイレシンポジウムの席で、「11(=いい)10(=トイレ)」の語呂合わせで、11月10日が「いいトイレの日」と定められました。
いかがでしたか。
人が一生の間にトイレを使う回数は約20万回とも言われています。
日常生活に欠かすことのできないトイレについて、今年の11月10日は改めて重要性を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。
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