春は引っ越しシーズン。心機一転引っ越しをする方も多いではないでしょうか。そんな時、しっかりと行いたいのが旧居のお掃除です。清掃業者が入るといっても、なるべく自分で綺麗に掃除をしておきたいものです。
今回は、そんな引っ越し前の掃除のなかでも見落としがちな「トイレ掃除」についてご紹介しましょう。
目次
引っ越し前の掃除は必要?
清掃業者が入るのに、そもそも引っ越し前の旧居の掃除は必要なのか?とお思いの方もいらっしゃると思います。まずは掃除の必要性についてご説明していきます。
退去の際、借主には「原状回復」の義務が発生します。つまり、部屋を借りている際に汚してしまった箇所は綺麗にして返す必要があります。
また、特に水まわりの染みやカビなどは、綺麗にしておかないと「特殊クリーニング」が必要になり、その分の費用を請求されてしまう場合もあります。
借りている部屋を返す前に、元の借主立会のもと大家さんや管理会社が点検に訪れますよね。その時大家さんや管理会社は「綺麗な状態で退去してくれているか」をチェックしています。退去の前にはしっかりと清掃をしておきましょう。
退去前に綺麗にしておきたいトイレのポイント
退去前の掃除の重要性をご説明しました。掃除の中でも特に大変なのは水まわりでしょう。今回は退去前のトイレ掃除についてご紹介します。
トイレ掃除でまず知っておきたいのは「どこに汚れが溜まりやすいか」ということです。これさえ理解しておけば、大変なトイレ掃除も効率的に行うことができます。
トイレで特に汚れが溜まりやすいのは「便器」「タンク」「壁」「床」です。一つずつ掃除のポイントを見ていきましょう。
・便器
最初に便器全体の汚れを拭き取っていきましょう。トイレの拭き掃除には、水に濡れても大丈夫な専用のトイレ掃除シートを使うのが良いでしょう。掃除が終わったらそのままトイレに流せるのがいいですよね。
拭き掃除が終わったら、便器の中の掃除を行います。便器の中は黒ずみや黄ばみ汚れが付着していることが多いです。その際に使えるのが「クエン酸」と「重曹」です。汚れを浮かせてくれる効果があるので、クエン酸と重曹を便器にふりかけて時間を置いてからブラシでこするだけで、簡単に汚れを落とすことができます。
・タンク
タンクは常に水が入っている場所です。そのため、特に黒ずみや黄ばみ汚れがつきやすい箇所でもあります。
タンク掃除をする際は、まずはタンクに入る水を止めましょう。それからトイレ用洗剤でタンク内をブラシでこすって汚れを落としていきます。洗い終わったら止水栓を開けてタンク内をすすぎます。
・壁
壁には気づかないうちに汚れがたまっているものです。とくに男性の場合立って用を足す場合が多いので、尿飛びで壁を汚している場合があります。尿飛び汚れの場合、主に腰くらいの高さまでが汚れやすいため、そこを重点的に掃除していきます。
使い捨てのトイレ掃除シートでしっかり拭いてあげるだけで問題ありません。トイレの壁が壁紙の場合は、強くこすりすぎると逆に傷つけてしまします。優しく叩くように拭いてあげましょう。
・床
トイレの床も壁と同じく、尿飛びによる汚れが付着しています。こちらもトイレ掃除シートで拭いてあげるだけでOKです。
さいごに
いかがでしたか?今回は、退去の前の掃除【トイレ編】をご紹介しました。
退去の掃除の際、トイレ掃除はついつい忘れがにちなります。1日に何度も使うトイレは、気づかぬ内に汚れが溜まっているものです。次に住む人のために綺麗な状態で退去するようにしましょうね。