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公開日: 2022-02-22 更新日: 2023-03-06

ウォシュレットが止まらない!故障原因と対処法

トイレ ウォシュレット

水回りのトラブルはいつも急に起こるので大変ですよね。特にウォシュレットは繊細な部品も多く、対処に困ってしまいます。中には水が止まらなくなったり、部屋中水浸しにしてしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は急なトラブルが起きた時の為に、あるいは「今まさに起きている」という方の為に、「ウォシュレットの故障」の種類と原因・対処法をご紹介します。

目次

ウォシュレットに起こりうる故障の種類

ウォッシュレットの故障で起こりうるケースは、次の4つです。

ノズルが出てこない・戻らない
温水だけが出ない
ノズルから水漏れ・水が止まらない
水が出ない

それぞれのトラブルには、複数の原因が考えられます。次にご紹介する項目を一つひとつチェックしていきましょう。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】①ノズルが出てこない・戻らない

電源のトラブル
ノズルが稼働しない場合、電気系統が原因だと考えられます。
まずはコンセントがきちんと差さっているか、電源は入っているかといった基本的なポイントを確認してみましょう。コンセントプラグについている表示ランプが「切・OFF」になっていれば、リセットボタンを押してください。
また昼間だとなかなか気づきにくい原因ですが、停電やブレーカーの状態なども見落としがちなチェックポイントです。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】②温水だけが出ない

1.温度設定が低い
単純に温度設定が低すぎる場合は、機器を操作して調節しましょう。温度が変化するまで少し時間がかかることがあります。

2.長時間温水を使ったため「温水切れ」になった
長時間ウォシュレットを使っていた場合、貯蓄していた温水を使い切ってしまっただけかもしれません。この場合、お湯が溜まるのを待てば元通りに使えます。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】③ノズルから水漏れ・水が止まらない

電源トラブル

ウォシュレットが稼働した後、何らかの電源トラブルで水が出続けたままになっているかもしれません。
水が止まらない場合、「コンセントの抜差し」「プラグのリセットボタン」「主電源スイッチ」など、いくつかのリセット操作をして対処しましょう。

壁付けリモコンの電池切れ

ウォシュレットを壁付けのリモコンで遠隔操作するタイプでは、リモコンの電池が切れている可能性もあります。まずは上の③-1と同じように電源を切り、電池を入れ替えることで対処しましょう。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】④水が出ない

水圧設定が低い

水圧設定が低すぎる場合、水が勢いよく出ないことがあります。

リモコンの電池切れ

対処法③-2でご紹介した通り、リモコンの電池が切れている場合があります。電池を取り換えてみましょう。

フィルターがつまっている

フィルターがつまっている場合、取り出して水洗いすることができます。
まずトイレ裏の配管に付いた止水栓をドライバーなどで回し、水の流入を止めます。
次に便器の近くについているもう一つの栓「フィルター付き止水栓」を回すと、取り外しが可能です。

ウォシュレット自体の製品寿命

ウォシュレットは、4年前後の製品寿命を想定して作られています。使い方によって稼働できる時間に差は出るので、長年使っている方もいらっしゃるでしょう。寿命を超えた状態での故障は、取り換えのタイミングと言えます。

ウォシュレットは日ごろ使うものだけに、小さな変化や異常を見落としてしまいがち。そのため水回りのトラブルは、急にやってきたと感じるのです。
簡単な操作や対処法のポイントだけでも頭の片隅に留めておけば、もしもの時に慌てず対処できますね。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】⑤タンク系統の不具合

タンクに水が溜まらない

タンクになかなか水が溜まらなかったり、溜まるのが遅かったりする場合はタンクの中を点検してみましょう。フィルターのつまりで溜まりが遅くなっている可能性があります。

また、手洗い栓の水が止まらない場合も同じ原因の場合があります。

水の流れが悪い

この場合もタンクを確認してみてください。タンク内でレバーハンドルを繋ぐ鎖が切れている可能性があります。鎖が切れていた場合は交換しましょう。

鎖は切れておらず、特に目立った故障が見当たらないという場合はゴムフロートやボールタップが汚れている可能性があります。

ゴムフロートやボールタップが汚れていると、タンクの動きが悪くなることがあるため確認してみてください。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】⑥業者に依頼する

ウォシュレットは電化製品であるため、自分で修理できないこともあります。故障の症状と原因によっては、業者に修理を依頼しなければならないことも少なくありません。

専門知識を持たない人が修理すると、かえって状況を悪化させてしまう可能性も高いです。そのためメーカー側も、限られた取り換え用の部品のみを販売しています。

自分で修理できないと判断した場合は業者に依頼しましょう。
特にウォシュレットの寿命による故障は業者にお願いしなければ解消できません。

ウォシュレットの寿命は約10年です。ウォシュレットが故障した場合は、寿命についても意識しておきましょう。もちろん比較的新しいウォシュレットでも、自力での修理が不可能な故障が起こる可能性もあります。
自分で修理するか、業者に頼むかはしっかりと見極めて判断しましょう。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】⑥ウォシュレットそのものが反応しない

ウォシュレットそのものが反応しないといった症状は、ウォシュレットや便座本体の基盤が故障していると考えられます。

寿命を迎えている可能性もあるため、業者による修理が必要です。

ただし製品によってはすでに製造を終え、修理できないこともあります。

特に使用年数が10年以上経っている便器は修理が難しくなっていることが多いです。

既に修理ができない状況だと見積もり料金を支払うだけになってしまいかねません。

業者に連絡する前に、先に便器の型番を見てメーカーに修理が可能かどうか確認するようにしてください。

【ウォシュレット故障の原因と対処法】⑦ウォシュレットの周りに水漏れ

ウォシュレットの周りが水浸しになっているのも、水漏れの症状の一つです。

ウォシュレットと便座のつなぎ目から漏れているのであれば、自分で対処することも可能です。

考えられる原因は接続部の部品(ナット・ボルトなど)が緩んでいるか、水道の量が多すぎることが挙げられます。

前者の場合は工具で部品を締め直してみてください。ただし、配管が故障する可能性がある為締めすぎには注意しましょう。

後者は一度止水栓を閉めた後、開け過ぎたことが原因です。止水栓を調節してください。

シャワートイレの場合

シャワートイレだった場合も、対処方法は通常のウォシュレットと基本的には変わりません。

シャワートイレとウォシュレットはメーカーごとの呼び名なので、役割も中身も同じなのです。

そのため起こりうる不具合などの症状も、シャワートイレとウォシュレットは同様といえるでしょう。

もちろん対処や修理内容も同じになります。

日頃から自分でウォシュレットの手入れをする

ウォシュレットは日頃使うものであるだけに、異常や不具合を引き起こしやすいです。特に古いものは劣化もあるでしょう。
こうした異常や不具合を見逃した結果、突然トラブルが起こったように感じられてしまうのです。
小さな問題を見逃さないようにするためにも、日頃から自分で手入れとメンテナンスを行いましょう。
手入れといっても難しいことをする必要はありません。汚れをふき取ったり、ウォシュレットの清掃機能できれいにしたりしましょう。
ウォシュレットは汚れが溜まることでつまりや不具合といった症状を引き起こします。
また、フィルターも汚れが溜まると目詰まり等の症状が出ることが多いです。こちらもしっかり手入れします。
フィルターを掃除する際は、水漏れ防止のために事前に止水栓を閉めてください。終わったら開けるのを忘れないようにしましょう。
フィルターを設置する場所はウォシュレットの製品によって違います。説明書で確認してみてください。
また、一番大事なのがノズル部です。
この部分に汚れが付着してそれが蓄積することによって、金属部品が錆びたりプラスチックや電子の部品が劣化したりと故障の原因(原因に)なります。
また、洋式トイレは立って用を足すための仕様にはなっていないため、特に男性が立って用を足したときのオシッコの跳ね返りによってノズル部分が汚れやすくなるので気を付けましょう。

ノズル出口のお手入れは週に1回程度が目安です。傷付きの原因となる乾いた布やトイレットペーパーでの拭き取りは避け、中性洗剤を含ませた布やスポンジで優しく拭き取るようにします。
ノズルシャワー部は2週間に1回はお手入れするようにします。
ノズルを引き出したらノズル出口と同様にして掃除を行います。このときのノズルの引き出し方はタイプによって異なるので、説明書などで確認してから操作しましょう。無理に引っ張ったり回したりすると故障の原因になります。

ウォシュレットの寿命

ウォシュレット(温水洗浄便座)の寿命は10年前後と言われており、寿命によって中の基盤が劣化してしまい動かなくなってしまうケースがあります。その場合は基盤を交換することによって直すことができるのですが、基盤だけが売っている店はなく自分で交換することはできません。
そこで交換の際はメーカーへの修理依頼となってしまいますが、その機種が10年程経っていると製造が中止となっている場合があり、その際は便座ごと交換する必要があります。
業者に依頼するかどうか悩んだときは、機種名や症状を電話で確認し、修理の必要があるのか、修理が可能かどうかなどを確認することが大切です。

自分でウォシュレットの交換をする

取り付け方としては、まず現在取り付けてあるウォシュレットを取り外していきます。(ウォシュレット便座は、ナットで2箇所止めてあるだけですので、簡単に取り外すことができます。)

次に新しいウォシュレットを固定するための部品を取り付けていきます。(こちらも同様に2箇所をナットで固定していきます。)

そして最後にウォシュレットのホースをトイレタンクに接続して終了です。注意点としては、ウォシュレットの位置調整を行う必要があるので、ナットを止める際、若干ゆるめにしておいた方が良いでしょう。

また、これを気に便器本体を節水型に変えることを考えてみてはどうでしょうか。節水型にすると水道代が年間で1万円以上違ってきます。

交換時の出費は痛いですが、後々のことを考えるときれいな新しいトイレを使用でき、電気代、水道代も安くなるので悪くないと思います。

便器を交換するのならば、ウォシュレットの交換はともかく、大工事になってしまうので業者に頼むことをおすすめします。

業者がウォシュレット修理の依頼をした際の金額

ウォシュレットの修理・交換を業者に依頼する場合、修理代などの代金が不安という人もいるのではないでしょうか。
ウォシュレットは突然故障してしまうため、唐突な出費は痛いものです。できれば大まかな値段を知っておきたい人もいるのではないでしょうか。参考として相場も確認しておきましょう。

業者によって値段に差はありますが、ウォシュレットの修理・交換は数千円程度が相場です。
部品の一部を交換して修理する場合と、ウォシュレットそのものを取り換える場合があります。値段はほとんどの場合後者の方が高額です。

具体的な値段は安くて1,000円、高くて8,000円ほどになります。大手の業者はやや高額な値段に設定していることが多いです。
対応は業者が判断し値段も現地見積もりになります。お金は余裕を持って用意しておきましょう。

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