毎日頻度高く使用する洗面所。あなたは1日何回使用しますか?
「手洗い」「うがい」「顔を洗う」「歯を磨く」「メイク」「髭剃り」「髪を乾かす」「髪をセットする」「朝シャン(もはや死語でしょうか?)」「水掃除をする(雑巾を絞るなど)」・・・
筆者は潔癖症ではないものの、ちょっとした作業の後は手を洗わないと気が済まない性格ですし、同じく度々手を洗ってはその都度ハンドクリームを擦り込んでいる友人がいます。どちらも一種の癖ですかね?
手を洗うという行為だけをとってみても1日何回も使用していることがわかりますね。
そんな中、少しでも水の流れが思わしくなく、勢い良く流れない場合、とてもストレスに感じます。髪の毛などがゴミ受け用のキャップ(網)に溜まっていないかをまずは確認して、時には使い古しの歯ブラシを持ち出し、念入りに水垢を掃除しています。
洗面台のつまりは他の水まわりよりも使用頻度が高いため、非常に起こりやすいトラブルの一つです。
キッチンとは違い、食材や油が流れることはありませんが、ゴミ受け用のキャップ(網)をすり抜けて流れ落ちてしまう髪の毛は、日に日に少しずつ増えていくわけですよね。長い期間をかけて微量が増え続けるというイメージですね。
原因となる髪の毛はもちろん、石鹸カスや垢など、どれも防ぎようのないものばかり。
日常的にコマメに掃除をする他ないのです。
それでもつまりが解消されない場合は、こちらの2点が考えられるでしょう。
1.S字トラップのつまり
S字トラップは、排水トラップとも呼ばれる悪臭や虫が上がってこない排水管の仕組みをいいます。洗面台の下に続く「S」が90度回転したような管は、すでにご存知ですよね。
比較的新しい住宅は、このS字トラップ、“樹脂製”のものが多く、なんと!『掃除口』があり、メンテナンスしやすくなっているんです。
分解しやすい仕様になっていて、取り付けも簡単。一度掃除口からお掃除してみる価値、ありそうですね!
ただ、古い住宅では従来の“ステンレス製”で、掃除口などというご丁寧な装置はありません。
2.排水管のつまり
床下配管と呼ばれ、排水パイプより下の部分で、最終的に屋外までつながっている管を指します。
こちらも比較的新しい住宅と、古い住宅では素材に違いがあります。
新しい住宅では“塩ビ管”が使われている可能性が高く、汚れがつきにくく、つまりにくいというメリットがあります。
残念ながら古い住宅では“鉄管”が使用されていることが多く、サビが原因で穴が開いてしますことも!何か異変を感じたときは、すぐに業者へ連絡することが他の被害を抑えるためにも急務ですね。
いかがでしょうか?
筆者は、引っ越しすることも多く、一箇所にとどまっていることが無かったせいか、洗面所のつまりには無縁の生活でしたので、S字トラップが掃除出来る『掃除口』があったなんて驚きました!
掃除には少しコツが必要で、一度取り外した後に、元に戻すときに戻せなくなってしまうケースがあるようですよ。スマホなどで取り外し手順を撮影しておくと確実ですね。
お盆や年末大掃除のタイミングでS字トラップの掃除を決行してみるのはいかがでしょうか!