「水栓蛇口」の進化は目覚ましく、キッチンでは一つのレバーで水量が調整出来るだけではなく温度調整も同時にできてしまう優れもの。普段、何気なく使っていますが、よく考えてみると、くるくるっとネジのように回していた水栓蛇口が主流だった頃に比べると、世に出回ったときは感動の嵐だったのではないでしょうか。
ここでは、キッチンの水栓蛇口の基礎知識と、更に進化したタッチレスやシャワータイプについても触れていきたいと思います!今後、リフォームをお考えになる場合や修理、DIYを検討される際にお役立てください。
目次
取り付けタイプ
水栓蛇口の取り付けタイプには「台付き」と「壁付き」の2種類があります。
台付き:キッチン台など土台に取り付けを行うタイプ
壁付き:壁に取り付けを行うタイプ
この取り付けタイプを起点に、あと2点チェック項目があります。ご自宅の水栓蛇口種類がどのタイプに合致するのか確認してみてください。
水道管の数
水道管からどのように給水をしているかのタイプも2種類。
「ツーホール」なのか、「ワンホール」なのか、確認してみましょう。
ツーホール:お湯用と水用の2つの給水管がつながるように2つの穴が空いているタイプ
ワンホール:一つの給水管でまかなうタイプ
水栓の種類
冒頭で触れましたが、「シングルレバー」と呼ばれるレバータイプなのか、くるくるっとネジのように回す「ツーハンドル」と呼ばれるタイプなのか、こちらも2種類に分かれます。
シングルレバー:混合水栓とも呼ばれ、一つのレバーでお湯や水を分けるタイプの蛇口
ツーハンドル:お湯用・水用とそれぞれで分けて出すタイプの蛇口
さて、あなたのお宅はどのタイプに該当しましたか?
我が家は【台付き】☓【ワンホール】☓【シングルレバー】でした!
もし、お宅の水栓蛇口を取り替えたい欲求が増して来られたらこのタイプをチェックされたうえでリニューアルなさってください。
なぜならば、もうお気づきですね。
ツーホールの水道管タイプに、ワンホールの水道管タイプは取り付けられません。
そして、その穴のサイズも様々です。安易に商品を選んでしまうと合致しなかった場合にいらぬ出費になりかねませんので、事前確認と、サイズが合わなかった場合に返品・交換が可能かも確認しておく必要がありますね。
そして、お待ちかねのニュータイプ!私がとっても気になった3つの蛇口タイプについてご紹介しましょう。
タッチレス水栓
何と!お家に居ながらにして触れずにお水が出せるとは・・・というのが私の感想でした。
外出すると施設のトイレなど、タッチレス水栓は増えてきていますが、特にキッチンでは、食材を触ったあとや、洗い物で泡だらけの手で蛇口に振れるのは抵抗があるものです。
しかしながら、お湯とお水はどうやって調整するのかな?と、思っていました。
最近のタッチレス水栓は、センサーでサッと使い分けができるのですね!そしてエコ機能が搭載されているものもあり、水道代やガス代の節約にもなるということでとても魅力的です。
シャワータイプ
洗面台にシャワーが取り付けられたことも衝撃的でしたが、キッチン蛇口のシャワータイプは、私の憧れの一つになりました。
なぜかというと?
広めのシンク内をすみずみまで洗い流せること。そして、蛇口の下に置くには大き過ぎる花びんなどに水をくみたいときには、ホースを引出せる「ハンドシャワー」が大活躍しますよね。
浄水器付き
浄水器といえば、大きな器具を取り付けるイメージでしたが、何と!蛇口一体型の浄水器があるのですね。
蛇口からお水が出る手前で塩素などを除去してくれるんですね。お料理にはもちろん、蛇口から出たお水をそのまま口に運ぶことに抵抗があったこれまでとは打って変わった生活になりそうですね。
大きなカートリッジを取り付けることで生活感が露呈していたキッチンにはもってこいですね。
便利な機能が増えてキッチンの利便性、安全性が格段にアップしますね。
将来のキッチン設計にぜひ活かしていただければと思います!