「トイレが流れづらくなっている!」
「トイレを流しても勢いがなくなってきたな…」
など、水の流れに違和感を感じられている場合は、トイレのつまりを疑ってみてください。
目次
トイレがつまってしまう原因は、大きく3つ!
1.異物
異物を流すとつまるだろうとは予測できそうなものですが、流してOKのトイレットペーパーでさえ、大量に流してしまうとつまりの原因になることがあるので注意が必要なのです。
そして、ティッシュペーパーやウェットティッシュ、生理用品など。トイレットペーパーが流れるなら流しても良いだろうと考えてしまいがちですよね。それに、ときには「ちょっとくらい良いかな〜」と面倒臭がってしまう場合もあるでしょう。
しかし、これが大きな間違い!そのちょっとした気の緩みが大惨事を招いてしまいますよ!
2.排水不良
原因の2つ目は水が通常通り流れないという事態です。
一般的にポピュラーなトイレの仕様としては、サイホン式のトイレが多く、水を吸い出す力で汚物を吸い込み排出します。
そのため、規定の水量に達していない状況になったり、排水管や便器の汚れで排水不良を起こす場合があります。
ペットボトルなどをタンクに入れて節水する方もいらっしゃるかもしれませんが、これでは水の量が少なくなってしまい、流れない原因となるのです。
また、排水管や便器の汚れが原因となることもありますので、こまめに気づいたときにブラッシングするなど管理することが大事です。
3.劣化
最後は、劣化によるつまりです。
トイレは一生モノではありません。使用頻度にもよりますが劣化とともにうまく機能しなくなるのは電気製品などと同じなのです。
トイレの寿命は約20年と言われています。「もうにっちもさっちもいかないなぁ」と感じられたときには、買い替えも視野に入れてみてください。
トイレのつまりを解消する方法は、この3つ!
さて、原因が明確になったところでいよいよ解消術のご紹介です。
1.バケツで水を流す
トイレが詰まってしまったときは、タンク内の水を流すのではなくバケツで水を流す方法を試してみましょう。
用意するものはコチラ!
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- バケツ+水
- 新聞紙
- ビニールシート(大き目のビニールゴミ袋)
一度トイレがつまると、レバーをもう一度引いて流そうとしても水流が発生せず、そのままゆるやかに水位が上昇するだけになってしまいます。そこで、その上がった水を汲みだして水位を下げた後、バケツで大量の水を流すことで水流が発生し、つまったものの間に隙間ができるというからくりです。
排水口の中心に水の太さを5~6cmくらいの幅になるように調節しながら流し続けましょう。
トイレットペーパーは本来溶けやすく作られているため、一定の水圧をかけて押し流すことで隙間ができ水圧もかかりやすくなるのです。
異物によっては奥につまってさらに悪化する場合もありますので流したものがひっかかりやすいものなどの時は他の方法をとりましょう。
便器の下にはビニールシートや新聞紙を敷くことをお忘れなく!
2.お湯を流す
トイレットペーパーとティッシュペーパーを流してつまった時に限っては、お湯を使ってふやかすことで簡単につまりを解消するのです。
ですので、お湯でふやけないものがつまっている場合は絶対にこの方法は試さないでくださいね。
お湯でふやかす場合には少し時間がかかりますので、長く効果を発揮するように蓋を閉めてできるだけ熱を逃がさないようにしましょう。
お湯は、40度から60度くらいのぬるま湯でなければ陶器製の便器が膨張して割れてしまう恐れがありますのでお湯の温度の注意が必要です!
3.ラバーカップ(すっぽん)で異物を取り除く
トイレのつまりと聞いてまず想像するのが「すっぽん」とも呼ばれているラバーカップではないでしょうか?象徴的ですよね。
しかし、いざトイレがつまった!という緊急事態に普段からご家庭に常備されているということは少ないかもしれませんね。
インターネットなどでもすぐ購入できますが、相場は1,000円くらいです。
まず、便器の水位ギリギリのところから10cm以下になるまで待つかバケツで水を汲みだします。
そしてトイレに貯まっている水面のところにゆっくりとゴムのカップの部分を沈めていき、奥まで真空状態になるような感覚でカップのふちをぴったりと排水口に合わせながら押し込んでいくと中のつまった固形物が少し動いて押し込まれていきます。
奥まで沈めたあと、勢いよく引き上げます。そうすることでつまった固形物が逆に押し戻されてくるのです。柄の部分で押し戻される水圧が感じられるようになるまで諦めずに繰り返してくださいね。
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたつまりにはぜひ解消術をお試しください!