春は引っ越しシーズン。期待に胸を膨らませ、新しい生活を始める方も多いのではないでしょうか。しかし実は少なくないのが引っ越し後のトラブル。今回はそのトラブルのなかでも「水まわりトラブル」についてご紹介しましょう。
目次
引っ越し後によくあるトラブルって?
2月・3月は1年のうちでも引っ越しをする人が多い時期です。春からの新生活に向けて、物件を探している方も多いのではないでしょうか。
しかしここで気をつけたいのが引っ越し後のトラブル。いい物件だと思って引っ越したにも関わらず、トラブルに悩まされる方も決して少なくないようです。まずはどんなトラブルが多いのかを見ていきましょう。
・騒音トラブル
マンションやアパートなどで多いのは「騒音トラブル」です。
隣の部屋や上の階の大きな物音などがよくあるケースです。なるべく人が生活をしている時間帯に内見をすることで、ある程度事前に確認をしておくことができます。しかし、自分の出す生活音が問題となるケースも少なくありませんので注意しましょう。
・水まわりのトラブル
意外と見落としがちなのが「水まわり」のトラブル。住んで初めて気がつく場合が多く、なかなか事前に調べることが難しい部分でもあります。
よくあるトラブルとしては、「お湯が出ない」「トイレが流れない」「キッチンの水が排水されない」「天井からの水漏れ」などです。
ここではこの「水まわり」について、引っ越し前にチェックしたいポイントをご紹介しましょう。
引っ越し前にチェックしたい「水まわり」のポイント
引っ越し後の物件が新築でない場合は、過去の居住者の備品の使い方や築年数によっては水まわりのトラブルが起こりやすくなっていることがあります。引っ越し後にトラブルに巻き込まれないよう、最低限内見の際にチェックをしておきたいものです。
浴室・キッチン・トイレのそれぞれについて事前チェックの方法をご紹介します。
・浴室
①実際に水を流してみる
まずは浴室の蛇口をひねって水圧を確認します。次にその水がしっかり排水されるかチェックをしましょう。
排水が逆流してきたり、臭いを発する場合は、排水溝の奥に髪の毛などの汚物が詰まっていることがあります。
②タイルのヒビやコーティングの確認
浴室の老朽化のチェックです。タイルにコーティング箇所がある場合、過去に水漏れなどが発生していた可能性があるので、大家さんや仲介業者に確認をしておくと安心です。
・キッチン
シンク下の排水管のチェックをします。
シンク下に排水ホースがある場合は、弱い力で少し引っ張ってみてください。外れそうな場合は、老朽化しているかもしれません。
・トイレ
①給水管のチェック
実際に水を流してみて、水漏れがないかを確認しましょう。
②排水
水を流した後、その水はすぐに止まりますか?いつまでも流れっぱなしになってしまう場合、のちに水道料金を圧迫してしまうかもしれませんので要注意です。
引っ越し前の物件の内見の際に、ぜひ上記のポイントを確認するように心がけてみてください。しっかりとチェックすることで、住んだ後の水まわりトラブルを防ぐことができます。
万が一住み始めてから水まわりのトラブルが起こった際は、慌てず大家さんに連絡をしてくださいね。
さいごに
今回は春の引っ越しシーズンに先駆けて、引っ越し前に確認しておきたい水まわりポイントについてご紹介しました。快適な新生活を送るために、事前チェックを忘れないようにしましょう!