3月や9月は、子供の新学期や会社の転勤などのタイミングと重なり、引っ越しをする方も多いと時期です。新居への引っ越しはとてもワクワクしますよね。しかし、忘れてはいけないのが、旧居のお掃除。清掃業者が入るといっても、自分が使ったお部屋は自分で綺麗に掃除をしておきたいものです。
今回は、そんな引っ越し前の掃除のなかでも使い汚れが目立ちやすい「キッチン掃除」についてご紹介しましょう。
目次
引っ越し前の掃除は必要?
専門のクリーニング業者が入るのに、そもそも引っ越し前の旧居の掃除は必要なのか?とお思いの方もいらっしゃると思います。まずは掃除の必要性についてご説明していきます。
退去の際、借主には「原状回復」の義務が発生します。つまり、部屋を借りている際に汚してしまった箇所は綺麗にして返す必要があるのです。
また、特に水まわりの染みやカビなどは、綺麗にしておかないと「特殊クリーニング」が必要になり、その分の費用を請求されてしまう場合もあります。きちんと綺麗に掃除をしておくことで、逆に敷金がいくらか返還される場合も多いのです。
借りている部屋を返す前に、元の借主立会のもと大家さんや管理会社が点検に訪れますよね。その時大家さんや管理会社は「綺麗な状態で退去してくれているか」をチェックしています。自分で住んだ場所は、自分で綺麗にしておきましょう。
引っ越し前のお掃除術!【キッチン編】
退去前の掃除の重要性をご説明しました。掃除の中でも特に大変なのは水まわりでしょう。その中でも今回は退去前のキッチン掃除についてご紹介します。
毎日料理をするキッチンは、油などで汚れやすい場所です。また、油汚れはベト付きや黄ばみになりやすく、目立ちやすい汚れでもあります。引っ越す前にしっかり汚れを落として起きましょうね。ここでは特に気をつけたいお掃除ポイントと掃除方法をご説明していきます。
・ガスコンロ
油汚れがこびりつきやすいガスコンロ。こびりついてしまった油汚れは、液体クレンザーをかけてブラシでこすったり、油汚れ用の専用洗剤を使って拭き取ったりすることで綺麗にすることができます。
ここで注意して欲しいのが、下で紹介するシンクを掃除する前に綺麗にしておくことです。シンクを掃除した後にガスコンロ周り(五徳など)を掃除すると、その汚れがシンクについてしまうからです。
・換気扇、レンジフード
意外と見落としがちな換気扇やレンジフードもしっかりお掃除しておきましょう。ファンやフィルターなどの取り外せる部品を全て外します。それらの部品は、油汚れ用の洗剤を混ぜたお湯につけて汚れを浮かし、こすり洗いします。細かいところは歯ブラシなどを利用すると綺麗に汚れを落とせますよ。
レンジフード内部の汚れは、ペーパータオルに油汚れ用の洗剤を染み込ませたものを貼りつけてしばらく置きましょう。汚れが浮いてきたら、そのままペーパータオルで拭き取ります。
・シンク
キッチンで入念に掃除をしておきたいのがこのシンクです。
油で曇ってしまっている場合は、液体クレンザーや重曹で拭き取っておきます。流し台の排水口に汚れが詰まっていないかも確認し、汚れが詰まっている場合はしっかりと取ってください。掃除が終わった後の汚れが詰まってしまう場合もありますので、要注意です。
ちなみに、ステンレスの流し台は目の粗い粉のクレンザーや研磨剤入りスポンジなどでこすると傷がついてしまうので気をつけてくださいね。
さいごに
今回は、引っ越し前のキッチン掃除についてご紹介しました。
キチいな油汚れが溜まりやすく、また汚れも目立ちやすい場所です。普段からしっかりと掃除をしていればさほど大変ではありませんが、お掃除をサボりがちな人の場合は、意外と時間がかかるかもしれません。日頃から気をつけていきたいですね。