急にトイレの水が詰まってしまったり、水漏れが発生した場合にはトイレを修理しなければなりません。
しかし、急にトイレの修理をするといっても、何から確認をしていけばいいのか分からない方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、トイレの修理方法の紹介と、修理を業者へ依頼した場合の相場について紹介します。
目次
どんな故障がトイレには発生する?
トイレには、様々な故障が発生します。まずはどのような故障なのかを判断しないと、修理することはできません。まずは、故障のパターンについて解説します。
関連記事:水が流れない!トイレつまりが起こった時の解消方法は?
排水の詰まり
トイレでよく起こる故障としては、まずトイレの水が流れていかない、『排水のつまり』が思い浮かびます。
しかし、排水のつまりといってもその原因は1つではありません。
トイレの中から水が流れていかずにつまり、便器内の水位が上がっていってしまうという状態は、一般的にイメージされるつまりです。
しかし、それ以外にも水が流れてこないことが原因で排水できないという状態もつまりになるのです。
よくある原因について、解説します。
異物を流したことによるつまり
本来はトイレに流すようなものではない、異物を流してしまった時はつまりが生じやすくなります。
異物というのは、例えばトイレに落としたスマホやおもちゃなどがありますが、割りばしや爪楊枝などもありえます。
また、カップラーメンのスープなど、油分が多い物を流した場合には排水管内で油が固まってしまい、つまりを起こすこともあります。
油分が多い物を流すと、少しずつ油が排水管内に付着・堆積していき、段々と水の通り道が狭くなってしまい、最終的につまってしまうのです。
トイレットペーパーも、原因になることがあります。
大量のトイレットペーパーをまとめて流したら水が流れなくなった、という話はよく聞きます。
普通の量ならいいのですが、水に溶けにくくなるほどの量を流すと、途中で引っかかることもあるのです。
また、トイレットペーパーを使用した場合は、必ず大の方で水を流さなければいけません。
小は、トイレットペーパーなどの固形物を含まない状態で流すことを前提としているのです。
水量が少ないと、トイレットペーパーが途中で引っかかってつまりを起こしてしまうことがあるのです。
- 大量のトイレットペーパー
- 大量のペット用のトイレ砂
- 油分を含んだ液体を流した場合
- 携帯電話やアクセサリーなどの小物類
- 水に溶けないティッシュなどの紙製品
止水栓やタンクなどが原因のつまり
排水するには、当然のことながら水が流れてこなくてはいけません。
水が流れない状態というのは、断水になったときを想像するとわかりやすいでしょう。
それが、何でもない時に突然起こるのです。
そのような場合は、止水栓やタンクが原因の可能性が考えられます。
止水栓は、水の流れを調整するものです。
その名前の通り、水を止めることもできるのです。
それが閉まっていると、そもそも水が流れません。
水の流れがストップしてしまうため、トイレまで届かないのです。
まずは、何かの拍子に誤って止水栓が閉じてしまっていないか、確認してみてください。
止水栓は問題なく開いているにも関わらず水が流れてこない場合は、タンクに問題が生じているのかもしれません。
その場合の原因となるのは、基本的に部品の劣化です。パーツなどが傷んで正常な働きをしなくなったせいで、水が流れなくなっているのです。
その場合は、パーツ交換が必要となるのですが、原因箇所がわからなければどのパーツを交換すればいいのかがわからないでしょう。
この場合は、修理業者に調査を依頼して、修理費の見積もりを出してもらいます。
調査や見積もりは、無料のところも多いので気軽に頼めます。
- 止水栓が閉まっている
- タンク内の部品の破損
水が止まらなくなる
トイレで水を流したら、そのまま止まらずにいつまでも流れ続けてしまう、ということもトイレの故障としてはよく起こるものです。
この場合、主な原因となるのが、水を溜めるタンクのあるトイレとタンクレスとでは異なります。
それぞれの原因について、解説します。
水を溜めるタンクがある場合
水を溜めるためのタンクがついているトイレで水が止まらなくなった時は、タンク内に故障の原因があることが多いのです。
そのため、タンクの内部を修理することになるでしょう。
タンク内部で故障している箇所がある例としては、タンク内部で常に水が流れる音が聞こえていたり、タンクから便器内に水が流れ続けていたりするケースがあります。
こういった症状は、タンクの中にある部品の劣化や破損、故障などが原因です。
タンク内には、様々な部品があります。
タンク内の部品について
外から見えるパーツはレバーと給水管、手洗い管などですが、内部には水位に合わせて上下する浮き球、タンク内に水を流したり、止めたりするピストンバルブ、その浮き球とピストンバルブを連動させるボールタップ、水が多くなりすぎた時に排水するオーバーフロー管、レバーによって引き上げられ、水位が下がると下に降りて水が流れていくのを止めるゴムフロートなどがあるのです。
こういった目には見えないパーツが、それぞれタンク内で水の流れに作用しているのです。
その内の一部に異常をきたしていると、このような事態になります。
特に、節水のためにペットボトルや節水グッズなど、正規の部品ではないものを入れている場合は注意が必要です。
それぞれが連動して動くようになっているタンク内で、本来の部品ではないものがあると、それがどこかのパーツの動きを阻害してしまうことがあります。
例えば、レバーとゴムフロートはチェーンでつながっているのですが、そのチェーンにペットボトルが引っかかってしまうことがあります。
また、ゴムフロートを上げた時に、節水グッズがその下に入り込んでしまうこともあるのです。
そうなると、いつまでも水が流れ続けてしまいます。
タンク内の部品は、少しずれたり圧力が変化したりするだけでも水が止まらなくなることがあるのです。
その内部の修理は非常に難しいので、タンク内部に原因があるようなら修理業者に依頼した方がいいでしょう。
タンクレスのトイレの場合
タンクレスのトイレで故障が起こった場合は、タンク付きのトイレよりも更に修理が難しくなります。
修理業者、あるいはそのトイレのメーカーでも修理できない可能性もあるのです。
タンクレストイレは、水を流す仕組みに電気回路が含まれています。
本体の電気回路、あるいはそれを操作するリモコンに不具合が起こってしまうと、センサーが誤作動してトイレの水が止まらなくなり、流れ続けてしまうことがあるのです。
電気回路やセンサーの故障は、修理がかなり難しいものです。
その場合、本体を交換する必要があるかもしれません。
タンクレスのトイレが故障した場合は、まずメーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
水漏れ
水漏れをしている場合は、真っ先に止水栓を締め、水が流れないようにしましょう。
ウォシュレットを使用している場合は感電のリスクがあるので、電源を抜くことも忘れないでください。
水を止め、コンセントを抜いたら水漏れしている箇所を特定しましょう。
その場所によって、対処方法が異なります。
関連記事:トイレ水漏れの原因と自分で修理する方法を徹底解説!
接続部分からの水漏れ
パイプとトイレのタンク、もしくは壁の配管との接続部分は、水漏れしやすい箇所です。
そして、この場所は自力での修理がしやすい箇所でもあります。
パイプの接続部分にあるナットが緩んで水漏れしていることがあるので、そのナットを締めれば水漏れは直る可能性もあります。
ただし、ナットそのものが破損しているケースもあるため、まずは見た目を確認してから締めるようにしましょう。
また、ナットを強く締めつけ過ぎてしまうと、水漏れが余計にひどくなってしまうケースもあります。
ウォシュレットのパーツも確認
ウォシュレットの給水ホースから水漏れしている、というケースもあります。
これも、つなぎ目についているジョイントにゆるみがあるケースが多いのです。
ジョイントそのものが劣化している、ということもあり得ます。
まずは締め直してみて、ダメなら金具を交換することになるでしょう。
この金具は型やサイズが色々とあるので、ウォシュレットの型番に合うものを用意する必要があります。
個人で行うと、そういった点の判断が難しいでしょう。
特に、あまり修理に詳しくないという方は注意してください。
できるだけ、修理業者に依頼することをおすすめします。
パッキンが劣化したことによる水漏れ
パイプの接続部分には、防水のためのパッキンがつけられています。
このパッキンが劣化してしまうと、水漏れの原因になります。
その場合、必要な処置はパッキンを交換することです。
ただし、パッキンの規格は1種類ではありません。
様々なサイズがあり、違う種類のものを付けると悪化するおこともあるのです。
パッキン自体はホームセンターでも売っているので、知識がある人なら自分で買ってきて交換してもいいでしょう。
しかし、規格や種類がわからないという人は、自分で交換するのはあきらめた方がいいかもしれません。
無理をせずに、修理業者に依頼するのがおすすめです。
ウォシュレットからの水漏れ
トイレの水漏れでは、ウォシュレットから水漏れすることもあります。
実は、このケースが最も危険なのです。
なぜかというと、ウォシュレットは電気で動いているため、内部には電気回路があります。
そこから漏電して、感電したり火災の原因になってしまったりすることがあるのです。
そのため、ウォシュレットの水漏れは自分で対処するのは避けて、止水栓を止めて電源を切ってから修理業者に連絡するべきです。
電気回路以外でウォシュレットの水漏れの原因となる箇所としては、まず洗浄ノズルがあります。
ここから水漏れしている場合は、内部のバルブユニット、もしくは洗浄ノズルに汚れや水垢がついて、劣化したと考えられます。
このノズルは、メーカーによっては市販されているものもあるので、自分で交換するのにチャレンジすることもできます。
水抜栓
タンク内蔵型のウォシュレットでは、水抜栓がついています。
ここから水が漏れることもあります。
トイレタンクの下や操作パネルの近くのウォシュレットと給水管の接続部にある、円形のものがこの水抜栓です。ここから水漏れが起こっている場合は、本体もしくは水抜栓についているOリングというパッキンが劣化している可能性が高いでしょう。
穴が開いている、あるいは亀裂が入っているようなら劣化しているということです。
自分で交換することも可能ですが、装着時にずれてしまうと水漏れがひどくなるため、不安な人は業者に依頼しましょう。
給水フィルター
給水フィルターから、水が漏れることもあります。
このパーツは、製品によって位置が異なります。
貯水式であれば、温水タンクというパーツがついているのですが、ここから水漏れすることもあります。
このパーツは、水道水を電力で温めるためのもので、ウォシュレットに内蔵されています。
電気系統の故障が多いのですが、パッキンが劣化している可能性もあります。
操作パネルから水が漏れる、ということもあります。
その場合は、内部のパーツが故障している可能性が高いでしょう。
内部は、自分で修理することはできません。
故障が発生した時は自分で治せる?
もし、トイレで故障が発生してしまったときはどうしたらいいのでしょうか?
修理業者を呼ぶとしても、それまでトイレが使えなくなってしまうのは困ります。
自分で直すことができれば、修理業者が来るのを待つ必要もなくトイレを使うことができるでしょう。
自分でトイレの故障を修理する場合の手順について、解説します。
まずは止水栓を閉める
トイレの故障を修理する場合、最初に行うべきことは止水栓を閉めることです。
止水栓は、トイレに限らずキッチンや洗面所にも設置されているものです。
水が流れるのを止めたり、水量を調節したりするのに使われます。
元栓の一種であり、トイレの止水栓を閉めるとトイレに流れている水が止まります。
それ以外のキッチンや洗面所などでは、普通に水が流れているのです。
わざわざこれを閉めるのは、理由があります。
それは、トイレの修理で起こりうるトラブルを防ぐためです。
トイレの修理中は一部の配管を外すこともあるため、水を止めておかないと水が噴き出してしまうこともあるのです。
そういった事態を防ぐために、必要な工程です。
また、止水栓を閉めている間は、一時的に水漏れも止まるので、応急処置にもなります。
トイレの止水栓がある場所は、その構造によって異なります。
止水栓の場所
よくあるのが、タンクの横の壁、あるいは床です。
トイレの周辺を調べて、場所を確認してください。
また、タンクレストイレを利用している人の中には、止水栓が見つからないというトラブルを抱える人も少なくありません。
このタイプはトイレ内のデザインを重視し、すっきりとしたスタイルのものが多いので、止水栓などは目立たないようになっているのです。
しかし、必ず設置はされています。
便器の近くで、隠すように設置されていることも多いため、よく探してみてください。
止水栓の種類
止水栓には、主に2つの種類があります。
1つは、ドライバー式といわれるドライバーでねじを回すようにして、水量を調節するものです。
これにはマイナスドライバーが必要で、時計回りに回転させることで水量を絞り、止めることが出来ます。
もう一つはハンドル式といい、水量を調節するためのハンドルがついているタイプです。
それぞれ簡単に操作できるのですが、もし止水栓が固くてうまく回すことができないようなら、あまり強引に回そうとしないようにしましょう。
あまり無理をすると、止水栓が破損してしまう可能性があります。
そうなると更に修理箇所が増えてしまうので、気を付けてください。
そういった場合は、外にあるメーターボックスといわれる場所のふたを開け、水道メーターの横の、住宅全体の止水栓を閉めるようにしましょう。
ふたには、量水器や止水栓・メーターと書かれているのが一般的です。
ウォシュレット付のトイレを使っている場合、ウォシュレット用の止水栓が別になっているトイレもあります。
この部分も、しっかりと閉めてから修理を行いましょう。
また、ウォシュレットの電源は感電を防止するためにも、忘れずに抜いておいてください。
修理箇所の特定
止水栓を閉めたら、故障が発生している箇所を特定します。
例えばパイプからの水漏れなら、パイプのどこから漏れているのかをしっかりと確認するのです。
しっかりと確認したら、実は単なる結露だったということもあり得ます。
その場合は、結露防止の吸水テープや保温カバーを付けたり、トイレ内の温度を上げたりすることで解決するでしょう。
ナットのゆるみやパイプの破損も確認
ナットのゆるみであればその結合部から水が出てきます。
ナットも1か所ではないので、その内のどれが原因かを特定しましょう。
中には、パイプに亀裂が入ってそこから水が漏れているケースもあります。
その場合は、パイプを交換しなくてはいけません。
太さや長さ、曲がっているパイプなどの違いがあるので、しっかりと確認する必要があります。
トイレのつまりは、排水がつまっているのか水が出てこないのかで、修理する箇所が異なります。
排水がつまっている場合は、便器の中に何かが引っかかっている可能性が高いでしょう。
その場合、引っかかっているものを一度引きずり出して、除去しなくてはいけません。
よくあるケースが、大量のトイレットペーパーを流して水で溶けなかったケースや、水に溶けないティッシュペーパーを流してしまったケースです。
また、固い便がつまっていることもあります。
おもちゃや爪楊枝、タバコの吸い殻、生理用品などが原因となることもあります。
排水管の奥は曲がっているため、手で取ろうとしても届きません。何らかの道具を使うことになるでしょう。
水が流れない・止まらないケース
トイレに水が流れないというケースでは、止水栓が閉まっているケースやタンク内に異物が入り、水の流れを阻害しているケースなどが考えられます。
フロートバルブやボールタップなどが正常に動かないと、水が流れなくなることがあります。
また、逆に水が止まらなくなることもあるのです。
こういった部品は、経年劣化で壊れることがあります。
ホームセンターでもパーツは売っていますが、メーカーやタンクの種類によって使える物は異なります。
自分で交換する場合は、そのタンクに合うパーツをしっかりと確認してから購入してください。
水が止まらなくなるケースとしては、タンク付きのトイレなら先ほども言ったようにタンク内のパーツの劣化が考えられます。
しかし、それ以外にも考えられる可能性はあるのです。
例えば、タンク内に節水グッズやペットボトルなどを入れている場合、タンク内のパーツにそれらが引っかかってふたをするフロートバルブが上がったままとなり、水がいつまでも止まらなくなるケースがあります。
中には、トイレで地下からくみ上げた水を流している家庭で、トイレ内に藻が繁殖してフロートバルブの下に入り、水を止められなくしているケースもあります。
また、ボールタップが破損して既定の位置まで上がらなくなるというケースもあります。
タンクレストイレの場合は、電気回路の故障が考えられるため、自分で修理するのは不可能でしょう。
その場合は、修理業者に依頼することをおすすめします。
ナットを閉めたり、ラバーカップで対応する
原因箇所が分かったら、自分でできる修理を試してみましょう。
基本的な対処方法は、ナットを締めたりラバーカップでつまりを解消したりすることとなるでしょう。
水漏れはナットの確認
水漏れは、パイプのナット部分から漏れているようならナットを締めてください。
破損しない程度に、しっかりと締めることで水漏れが止まることがあります。
しっかり締めてもまだ水漏れするようなら、内部のパッキンの劣化が原因かもしれません。
一度パイプを外してパッキンの種類を確認して、同じものを探してくる必要があるでしょう。
水が流れない場合はラバーカップ
トイレの水が流れないという場合は、便器の中に水が溜まるようならラバーカップで解消します。
ラバーカップは、基本的に便器に密着した状態でカップがへこむほど強く押し付けて引っ張る、ということを繰り返すだけです。
それを繰り返すことで、つまっているものを引きずり出すことができるのです。
出てきたものは、また流してしまうと再びつまる可能性が高いので、しっかり取り除きましょう。
大量のトイレットペーパーなどトイレに流せるものなら、細かくして流すようにしてください。
タンク内の水についても確認
タンク内部で水が流れなくなっている場合は、タンクの中を点検してください。
邪魔になっているものは取り除き、正常に動かないパーツは特定して交換しなくてはいけません。
ラバーカップは、ホームセンターなどで購入できます。
サイズなどがいくつかあるのですが、大きければいいというわけではないことに注意してください。
対象となる箇所に密着させなければならないので、そのサイズに合わせる必要があるのです。
そのため、例えばトイレと排水口で同じラバーカップを使うというのは難しいでしょう。
ラバーカップと同じような使い方をするもので、真空式パイプクリーナーというものもあります。
仕組みとしては同じですが、こちらはポンプを使うことでラバーカップ以上の吸引力と圧力を実現しています。
そのため、より強力につまりを解消できるのです。
ただし、ラバーカップよりも価格は高めです。
といっても、そこまで高いものではなく、1,000~3,000円ほどです。そのため、試しに使ってみてもいいでしょう。
水が流れ続けるという場合は、タンク付きのトイレなら、やはりタンク内を点検してください。
劣化しているパーツがあれば、それを交換します。
タンクレストイレの場合
タンクレストイレの場合は、一度電源を抜いて再度入れ直してみましょう。
それでも止まらない場合は、修理業者に問い合わせてください。
タンクレストイレの場合、水が止まらない状態の時は自分でできることが非常に限られています。
センサーの誤作動であれば、電源コードの抜き差しで直ることもあります。
しかし、それで直らなかった場合は、下手にあれこれとせず、修理業者に依頼するべきです。
とはいえ、電気回路が壊れている場合は修理業者もほとんど手を出せません。
メーカーでも直せないことが多いので、その場合は便器本体の交換となってしまいます。
原因が不明・直らない・自分で修理するのが不安な場合は専門業者に依頼を
トイレの故障は、様々な箇所で起こる可能性があります。
しかし、考えられる箇所をすべて点検しても何の異常もなく、どこに故障の原因があるのか分からないこともあるでしょう。
また、原因と思われる個所を見つけて対処したものの、やはり故障が直らないということもあります。
そもそもトイレの故障に詳しくないという人であれば、自分で修理しようとして更に悪化する可能性があると思い、不安になる人もいます。
不安な場合は業者に依頼
このような時は、トイレの修理をしてくれる業者に依頼してください。
経験が豊富な修理業者なら、原因を特定してしっかりと直してくれます。
直らない時は、どうすればいいか提案をしてくれるでしょう。
便器の交換などが必要な場合も、はっきりと分かります。
専門家なので、修理を依頼するのに不安はないでしょう。
トイレ修理の料金相場
トイレ修理を業者に依頼しようと思った時、気になるのはどのくらいの料金がかかるのか、ということです。
料金は、修理の作業内容や破損状況によって変わります。
特に、便器やタンクの取り外しが必要かどうかで料金はかなり変わるのです。
まずは、症状ごとにどのくらいの費用がかかるのかを知っておきましょう。
詰まり除去の料金相場
トイレつまりの修理を依頼する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
実際には、工事内容によってその費用も大きく変わってきます。
そのため、あくまでも目安として紹介していきます。
まず、基本的な作業であれば、基本料金は5,000円前後ということが多いでしょう。
しかし、それとは別に出張費用が掛かります。
トイレのつまり修理は、どうしても出張工事になるので当然といえるでしょう。
出張費用も含めると、8,000円前後が相場となります。
そこに、基本以外の工事が入ると、その分料金も高くなっていくのです。
料金は、高圧ポンプ、ドレンクリーナー、高圧洗浄機、トイレの脱着工事の順に高くなっていきます。
また、上記のうちドレンクリーナーと高圧洗浄機に関しては、作業をする面積によって料金が変わってきます。
詰まり除去の詳しい料金相場
ドレンクリーナーの場合、最低でも30,000円前後はかかります。
さらに、作業内容によって1mごとに追加料金が1,500~2,000円ほどかかります。
高圧洗浄機を使用する場合は、最低45,000円ほどはかかるでしょう。
こちらも、作業内容によって1mごとに追加料金が3,000~4,000円ほどかかるのです。
トイレの脱着が必要な場合は洋式トイレなら60,000円ほど、和式なら非常に手間がかかるため、10万円近くかかることもあるのです。
その点も含めて、見積もりをもらっておきましょう。
また、トイレつまりの工事は、簡単なものであれば3~1時間程度ですが、トイレを脱着するような工事が必要な場合は、その分時間もかかります。
長い時間がかかると、それだけ費用も高くなります。
工事にかかる時間も確認
工事にかかる時間も、見積もりを依頼する際に確認しておきましょう。
最後に、専門の業者にトイレのつまり修理を依頼する際は、事前にその業者からきた広告や、その業者のホームページ
確認してみましょう。
なぜなら、業者によっては割引を用意しているところもあるからです。
例えば、Webからの申込で2,000円割引という業者に依頼するとき、電話で依頼してしまうとせっかくの割引も無駄になってしまいます。
そのようなことがないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
水が止まらない場合の料金相場
トイレの水が流れ続けて止まらないという場合は、タンクの着脱が必要かどうかで料金が大きく変わってきます。タンクを外さないで修理する場合、修理料金は6,000円から10,000円ほどです。
しかし、タンクを外すことになると、10,000円から30,000円ほどかかるのです。
また、パーツ交換が必要な場合は、さらにパーツ代と技術料がかかるのです。
ちなみに、タンクを設置してから10年以上が経過していると、そのタンクに合うパーツがすでにないこともあります。
パーツの在庫について
メーカーにはパーツの保有義務があるのですが、それは製造から8年間と定められているのです。在庫があれば残しておくこともありますが、さすがに10年以上経過していると在庫が切れてしまう可能性は十分にあります。
ただし、後継の商品として造られたタンク等が同じ規格の場合は、その部品を流用できることもあります。
しかし、どうしてもパーツがない場合は、タンクそのものを交換する必要があるかもしれません。
タンクを交換する場合
タンクを交換するには、タンク本体で通常は5万円前後かかります。
それと設置費用も含めて、10万円前後かかることもあるでしょう。
また、最初から交換を予定していなかった場合は、取り寄せるまでの時間がかかるのでさらに数日かかります。
水漏れしている場合の料金相場
水漏れの場合は、どこから水漏れしているのかが重要となります。
例えば、パッキン交換やボルトを締めるなどの調整作業であれば、およそ6,000円から10,000円ほどが相場です。しかし、ウォシュレットから水漏れしている場合は、ウォシュレットのノズルを交換するなどの作業も必要となるため、8,000円から11,000円ほどかかります。
ウォシュレットのノズルも、古い機種だとすでに残っていないこともあります。
そうなってしまうと、ウォシュレットそのものを買い替える必要があるかもしれません。
その場合、安い機種であれば本体価格と作業費用を合わせて、15,000円から20,000円ほどかかります。
高額な機種を取り付ける場合は、10万円前後かかるでしょう。
また、取り外したウォシュレットの処分費用が掛かるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
悪徳会計に注意
トイレの修理業者の広告などは、沢山目にするでしょう。
また、広告を出していない所は更に沢山あるのです。
そして、一部には悪徳会計をする業者もいます。
悪徳業者は、口コミで利用者を捕まえることはまずできません。
広告や訪問販売によって、利用する人を見つけることが多いのです。
そうして、広告などは非常に目を引き、書いてある内容は他の修理業者よりお得に見えるのです。
しかし、実態はまともに修理をしなかったり、高額な料金を請求したりするのです。
そういった業者を避けるには、どんな点に気を付ければいいのでしょうか?
会計項目が明確であるか
トイレに限らず、過去に家庭内で何らかの修理を行ったことがある人なら、請求書を見たことがあるでしょう。
その際は、部品や本体等の価格、技術料、出張費など細かく記載されているかと思います。
これが、会計項目を明確にしている請求書です。
こういった業者は、会計項目それぞれに後ろめたい点がないということなので、信用できます。
悪徳業者は作業内容や単価を明記しない
しかし、悪徳会計の業者はこれとは異なります。
細かく項目を定めず、合計料金として請求してくるのです。
また、何の修理なのかはっきりとしない曖昧な項目を設定していることもあります。
こういったところは、契約の段階で見積書を作成する時にも表れます。
見積書でどの項目でいくらかかるのかをはっきりとさせず、故障の内容と合計金額だけ提示するのです。
その金額だけで終わらず、後から追加で請求されることもよくあります。
単に業界経験や技術力に欠ける悪徳業者であれば、知識が乏しいため作業項目を詳細に書くことが出来ず、合計金額だけを記載して請求するケースもあります。
こういった悪徳業者を避けるには、見積書をよく見てみましょう。
そこで、s費用を項目別に記載していない業者や、作業内容について詳しく書いていない業者は避けた方がいいのです。
優良業者ほど明朗会計を採用している
優良な業者なら、どの項目でいくらかかるのかをしっかりと記載しています。
そして、項目ごとに細かく料金を説明し、割り引けるところは割り引いて、必要なところは増額するなど、料金が変化した際はそれもしっかりとわかるようにしておきます。
先程、おおよその料金について述べましたが、見積もりを依頼した時に提示された料金がそれと大きく異なる場合は、なぜそのような金額になるのかを詳しく確認してみましょう。
また、あまりに安い料金を提示された場合は、逆に怪しむべきです。
後から、様々な追加料金を請求されて、結局通常よりも高くなることがあるからです。
悪徳業者は不要な作業も見積もりに入れてくる
悪徳業者は、無駄な作業をたくさん行うこともあります。
例えば、ラバーカップを試して直ったのに、更に高圧洗浄機やドレンクリーナーも使用し、更に必要もなく便器の脱着を行うといったものです。
そうして、請求する金額をなるべく高くしようとするのです。
ただし、最初に見積もりを出した時点ではそこまで分からなかったため、簡単な方法から試していった、ということもあり得ます。
ただし、悪徳業者であれば作業前に確認をしないことも多く、勝手に違う方法を進めていきます。
許可を取らずに作業を進めていた場合は、悪徳業者ではないかを疑いましょう。
また、電話で問い合わせてどのくらいかかるかの目安を聞いたとき、実際に現場を見ないと何とも言えない、と目安の料金に関しても教えてくれないような業者にも、注意しましょう。
キャンセルの規定や出張費用が明記されているか
水道関係の修理業者に依頼したとき、約束した日時にどうしても外せない用事ができた、あるいはトイレの故障問題を自分で解決できたなど、業者を断らなくてはならないこともあるでしょう。
その時に注意したいのが、キャンセルに関する規定です。
優良な業者であれば、見積もりを制作した後でキャンセルすることになっても、問題なく対応してくれます。
ただし、その際は業者によって、キャンセル料が発生することが規定に明記されていることもあります。
キャンセル料自体は、悪徳な業者ではなくても発生することがあります。
この点を勘違いして、キャンセル料が発生するとすべて悪徳業者だと思っている人もいます。
キャンセル料について
業者に予約するということは、その時間帯は他の仕事を入れられないということです。それなのに、直前になってからキャンセルすることになると、業者には無駄な時間を過ごさせることになってしまうのです。
そのため、正規の修理料金ほどではありませんが、一定の金額を支払うのは仕方がないことです。
では、悪徳業者の場合はどのような点が違うのでしょうか?
1つは、キャンセルしたいといっても認めてもらえないケース、もう1つは、キャンセルはできるもののその際の規定が複雑な内容となっていて、最終的な金額も高額となっているケースです。
キャンセルするために何十万円も請求されるようだと、ほぼ間違いなく悪徳業者でしょう。
また、悪徳業者かどうかは出張費にも表れます。
普通の業者であれば、出張費は高くても数千円です。無料のところもあるでしょう。
しかし、悪徳業者の場合は請求の際、高額な出張費を計上することもあるのです。1人につき1万円を超える出張費を請求された場合は、悪徳業者かもしれないと疑いましょう。
不要なパーツ交換を勧められないか
トイレの修理では、時に便器本体を交換しなくてはならないケースもあります。
しかし、多くの場合は補修作業だけで修理が完了します。便器にひびが入っている場合などは好感しなくてはならないのですが、軽度のつまりが起こっているだけなのに交換が必要といわれるようなときは、悪徳業者の可能性があります。
トイレのつまりが起こったとき、何度も修理作業を行ってもなかなか改善されないようなときは、便器本体を交換することで、なぜか直るケースもあります。
ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどで何度もつまりを直そうとしたのに軽度のつまりが直らない、という場合は効果をすすめられることもあるでしょう。
現場の確認もせずに交換を勧められたら注意
たいして何もしていないうちからトイレを交換しなければならない、と言い出すような業者は、最初から交換させることを目的としている可能性が高いのです。
水漏れの場合、本体を交換しなくてはならないケースとしては、本体にひびが入っているケースや、本体下部から水漏れしているケースなどが考えられます。
また、ウォシュレットから水漏れしている場合は、古いものだと便座を交換しなくてはならないこともあります。しかし、パイプからの水漏れで便器を交換しなくてはならない、といわれた場合は悪徳業者の可能性が高いでしょう。
水が止まらなくなった場合、その便器がタンクレスであれば、電気回路に異常が生じているから交換しなくてはならない、ということはあります。
リモコンが故障している場合も、同様です。
また、タンク付きのトイレでは水が止まらなくなる原因は主にタンクなので、タンク内部の部品を交換することになるでしょう。
しかし、タンクが古いと、使うことができる部品がすでにないこともあります。
その場合、タンクそのものを交換する必要が生じることもあります。
とはいえ、必ず交換しなくてはいけないわけではありません。
あまり詳しく調べずに、タンクや便器を交換するべきと言い出す業者は、悪徳業者かもしれません。
トイレの故障で、本体を交換するというのは最終手段です。
一般的な業者なら、修理することを第一に考えます。
交換する事をまず考えている業者は、悪徳業者ではないかと疑いましょう。
- 会計項目が明確か
- 不要な作業が含まれていないか
- 不要なパーツ交換がされないか
- 追加の請求をされないか
- キャンセル規定などの規約が明記されているか
トイレ修理は修理業者に依頼しよう
トイレ修理は、自分で行うことができるケースもあります。
特に、ナットが緩んでいるだけというケースであれば、わざわざ修理業者を呼ばなくても自分で修理できると思うでしょう。
しかし、トイレ修理をするのであれば、ちゃんと修理業者に依頼したほうがいいのです。
直るならどちらでもいい、と思う人は多いでしょう。
また、修理業者に依頼すると費用がかかるため、それくらいなら自分で修理したい、と思うのは当然のことです。
それでも、修理業者に依頼するべきという理由はあります。
それは、どのような理由でしょうか?
まず、トイレの故障はほとんどのケースで、経年劣化がその原因の一部となっています。
水漏れや水が止まらなくなるというケースは、パーツなどが傷んだことで生じることが多いトラブルです。
そして、トイレのつまりも長い時間をかけてトイレの排水管に汚れが溜まったことで起こることが多いのです。
以前なら何とか流れていったのに、排水管に汚れがついているせいで排水管が狭くなり、つまりやすくなるということもあるのです。
詳しく原因特定してもらえる
経年劣化が原因である場合に厄介なのが、その故障を直してもまた別の個所で故障が起こりやすいということです。目の前の故障を直すことだけに気を取られていると、またすぐに故障が起こるケースが多いのです。
しかし、トイレの修理を修理業者に依頼した場合、まず現在起こっている故障に関してはもちろんすぐに直してくれます。
そのうえで、トイレ全体の点検もしてもらえるのです。
その結果、傷んでいる個所などを指摘してくれて、場合によっては応急処置もしてもらえるでしょう。
自分でも気づかないような故障しかけている箇所なども、指摘してくれるので、後になってすぐに故障がまた見つかるようなことは避けられるのです。
確実に修理してもらえる
また、修理の確実さというのも修理業者に依頼するメリットです。
自分で修理をした場合、表面上は修理できても本質的には修理ができていないせいで、すぐに同じ症状が起こることがあります。
例えば、トイレがつまったときにラバーカップを使ってつまりは解消できたものの、実はその奥に別のつまりの原因があって、それが取れていないせいですぐにまたつまる、ということもあるのです。
水が止まらなくなったとき、タンク内で引っかかっていたのを直すことはできたものの、引っ掛かった原因は解消していない、ということもあり得ます。
そうなってしまうと、同じような修理を何度も行うことになって、非常に煩わしいでしょう。
修理業者に依頼した場合は、まず現在起こっている故障を修理するのはもちろん、その根本的な原因まで確認してくれます。
さすがに排水管の奥などは専用の機器がなければ調査できないため、そこまでは見られません。
しかし、つまりが解消されて水の流れが改善されているかどうかを調べて、改善されていなかった場合はその原因について考えて、本格的な調査の提案などはしてくれます。
費用も掛かるので、それを行うかどうかは依頼者次第ですが、選択肢が増えるという点では依頼したほうがいいのです。
また、排水のつまりなどでは便器の中の排水口から、さらに奥深くで詰まっていることもあります。
その場合、自宅にある道具ではつまりを解消できない可能性も高いのです。
また、専門的な知識も必要になります。
業者に依頼した場合は、様々な道具を使って問題を解決してくれるでしょう。
排水がつまった状態で放置しておくと、そこから悪臭が発生してしまうこともあります。
そうなると、家じゅうに臭いが広がってしまうこともあるでしょう。
このように、自分で修理を行うのではなく修理業者に依頼するべき理由はあります。
しかし、最終的に決めるのは自分です。
自分の希望がどこにあるのかを考えて、依頼するかどうかを決めてください。
- 破損などのリスクが少ない
- 高い確率で修理してもらえる
- 修理できなかったとしても原因特定はしてもらえる
- 修理箇所が多いと費用が高くなる
- 悪徳業者に注意しなければならない
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