普段生活している中で排水溝がつまることは少ないかもしれませんが、日々の使用方法によっては突然起こり得るトラブルです。
排水管のある水道設備の使い方は各家庭それぞれ異なりますので、知らない内に「やってはいけない」使用方法を継続してしまっている可能性があります。
本コラムでは設備毎に排水管がつまってしまう原因・対策・お手入れの方法を解説していきますので、お手入れや使用方法の参考にしていただけましたら幸いです。
目次
キッチン
油もの・流れづらい固形物など365日様々なものを流すため、水回りの設備の中では特に流れるものや手入れに気をつけなければいけない設備です。
本章ではキッチンにおける詰まりの原因や予防策をご紹介いたします。
詰まりの原因
キッチンの詰まりの原因は主に油汚れです。揚げ物を作った後の油をそのまま流していなかったとしても、お皿や食べ残しについてしまっています。
その油が排水溝にこびりつき、固まった油に新しい油がこびりついて……といった具合に層になっていきます。
ひどい状態になるとその層に食べかすや異物がついて詰まりを引き起こします。
これ以外には小さなスプーンやフォークといった食べ物以外のものを流してしまった場合にも注意が必要です。
流れてしまった直後には影響がない場合がほとんどですが、長期間放置すると流れたものが錆びて排水管を痛めたり、油がこびりついて詰まりの原因となることがあります。
予防策と効果的な掃除方法
ご紹介する予防策と掃除方法は主に3つです。
1、食べかすなどは細かいものも全て三角コーナーやネットに流してからお皿を洗う
2、お皿に残った油や少量の油汚れはキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う
3、月に1度パイプクリーナー を使用する
1と2については毎日・毎食のこととなりますので主婦の方は大変かと思われますが、先述の通り詰まりの原因は油汚れである場合が大半です。
そのため、そもそも流れる油の量や異物を減らすことができればリスクは大幅に軽減されます。
3は月に1度キッチン用パイプクリーナーを使用して排水管内の油汚れを流すことです。
月に1度行うだけですので時間もコストもかからずおすすめです。
トイレ
普通に使用していても詰まりや漏水が起きてしまうのがトイレです。
特にトイレは便器だけでなくタンクの影響もあるため詰まりなどのトラブルが起こりやすい状況なのです。
詰まりの原因と対策を参考に日々の掃除などを行なってください。
詰まりの原因
トイレの詰まりの原因は主に3パターンです。
1、トイレットペーパーや流せるトイレクリーナーの流しすぎ
2、異物の詰まり
3、タンクの故障や節水によるタンクの水量不足
1について、トイレットペーパーだけを流しすぎてしまって詰まるということはほぼないのですが、排泄物の量や水量が少なく流しきれなくなってしまう可能性があります。
2は屈んだ際に落ちてしまったメガネや携帯電話、子どもが誤って流してしまったおむつなど水溶性のないものです。
おむつは吸水性がありすぐに膨らんでしまうため、すぐに取り出す必要があります。
また、メガネや携帯電話も流して排水管の奥に流れてしまうと取り出すことが困難になってしまうため、すぐに取り出しましょう。
3はご家庭によってはタンク内に水を入れたペットボトルを入れて水かさを上げて節水していらっしゃる方がおられるかと思います。
流す水の量を少なくしてしまうと汚物やトイレットペーパー を流す勢いがなくなり、詰まりの原因になってしまいます。
予防策と効果的な掃除方法
トイレットペーパーもトイレクリーナーも流す量に気をつけてこまめに流すようにしましょう。
また、タンク内にペットボトルを入れて節水しているご家庭は直ぐに取り出し正規の水量で流すようにしましょう。節水ができても詰まりの工事をしなければならなくなると苦労が水の泡となってしまいます。
もしも携帯電話やメガネを排水管の奥まで流してしまったら針金のハンガーをフック状に折り曲げて引っ掛けて取れないか試してみましょう。
もし引っかけて取れない場合には45リットルの大きな袋を2枚重ねにして手で取れないか試してみてください。
お風呂
毎日石鹸カス・皮脂汚れ・メイクなどの様々な汚れが流れる排水溝ですので、その他の排水溝以上に気を遣う必要があります。
毎日のお手入れの参考にしていただけましたら幸いです。
詰まりの原因
お風呂の詰まりの原因は主に以下の通りです。
1、石鹸カス・髪の毛・皮脂汚れ
2、おもちゃやヘアピン
詰まりの原因のほとんどは流れてしまった髪の毛が排水管の中で塊となり詰まってしまう状態です。
さらに、その髪の毛の塊に皮脂汚れや石鹸カスが絡まり大きな塊となり、排水管の中にこびりついてしまいます。
このような状態になってしまうと詰まりの場所によっては業者に依頼しなければなりません。
2の固形物はおもちゃやヘアピンのような大きいものが直接の原因になるとは限らず、シャンプーなどの詰め替えで発生した袋の切れ端・小さな歯磨き粉のキャップなども該当します。
小さなものでも流れて排水管の中で止まってしまうと髪の毛や皮脂汚れが絡まり大きな塊となってしまうのです。
予防策と効果的な掃除方法
もしも排水管が詰まってしまった時のために解決方法と予防方法を3通りで紹介いたします。
1、ゴミ受けに髪の毛キャッチャーを貼り付ける
2、月に1度パイプクリーナーを使用する
3、ラバーカップを使用する
1はホームセンターや100円ショップで購入できる使い捨てのヘアキャッチャーを設置することです。
一番の詰まりの原因が髪の毛ですので、髪の毛が流れることを防ぐことさえできれば詰まりの原因はほぼ防げるといっても過言ではありません。
使い捨てなので毎日張り替えれば衛生的であるため非常におすすめです。
1で髪の毛は防げるのですが、どうしても少量の髪の毛は流れていってしまいます。
そこで、月に1度のタイミングでパイプクリーナーを使用していただければ髪の毛を溶かすことができ詰まりのリスクが激減します。
パイプクリーナーを購入する際には主成分に「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれているお風呂用のものを使用してください。
キッチン用のものだと髪の毛などのタンパク質を分解できないためです。
ラバーカップはトイレで使用するイメージが強いですが、お風呂の排水溝の詰まり除去にも効果的です。
ラバーカップの上まで水を貯めて一気に吸引すると強く吸引できます。
目に見えない場所の詰まり
本章では家の中から下水道までつながっている部分の掃除方法を紹介いたします。
目に見えない部分ではありますが、掃除をしないとカビの原因・虫・臭いの原因になってしまいます。
建物の中になりますので、業者に高圧洗浄清掃を任せる以外に手段がありませんが、年に1度のペースであれば問題ありません。
詰まりが発生してしまった時や、何か修理を依頼したついでに無料見積もりや相談をしてみることをおすすめします。
やってはいけないこと
全ての排水溝にいえることですが、排水溝に固形物を流さないということが大切です。
「そんなことは当然」と思われるかもしれませんが、髪の毛などのどうしても流れてしまうものやアクシデントで流してしまった固形物など多くの相談をいただいています。
排水溝に固形物を流さないように、過信をせず日々ご注意ください。
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スタッフがお宅に訪問する際は清潔な制服と靴下を履き替えてお伺いいたします。
使用する工具も清潔を保ち、お客様に不快なお気持ちは与えません。
また、新型コロナウイルス対策として作業スタッフにはマスク着用や検温、手指消毒を徹底しております。
まとめ
突然起きる詰まりのトラブルですが日頃から清掃や対策を行なっていれば、突発的なトラブルはほぼ起こらないといっても過言ではありません。
本コラムを参考にして日々の清掃や詰まり対策に役立ててください。
また、少しでも水が流れづらいなどの異変を感じましたら業者へ無料見積もり・無料相談を行うことをおすすめします。