お風呂の水がスムーズに流れない場合、排水口が詰まっている可能性があります。最悪の場合は逆流してしまうこともありますので「おかしいな」と感じたら、できるだけ早く対処することをおすすめします。
今回はお風呂の水が流れないとき、排水口のパーツの掃除、ワイヤーハンガーで排水管の汚れを取るなど排水口の詰まりを解消する5つの方法をご紹介します。
こまめに掃除をするなど解決策もご紹介しますので参考にしてください。
目次
浴室の排水口が詰まってしまう3つの原因
浴室の排水口が詰まってしまう原因を3つ解説します。
1. 髪の毛
浴室の排水口が詰まってしまう1番の原因が髪の毛です。
男性しか住んでいない家や髪が短い女性の場合は、髪の毛で排水口が詰まることはあまりありませんが家族に長い髪の毛の人がいる場合、頻繁に掃除をしないとすぐに髪の毛で排水口が詰まります。
お風呂からあがる際に排水口のゴミ受けについた髪の毛を取り、毎日清潔にしましょう。
2. 石鹸カスや垢など
排水口に流れた髪の毛に絡まって、さらに詰まりを悪化させるのが、石鹸カスや垢です。
とくに粘度が高いシャンプーやボディーソープを使っている場合は排水口の髪の毛に絡まりやすくなります。石鹸カスや垢などの油分が髪の毛に絡まって塊になり、詰まりを悪化させます。
ヘアトリートメントやヘアパック、メイク落としオイルなども絡まりやすくなる原因です。
3. ヘアゴムやおもちゃなどの異物
お風呂場で固形物を流してしまうことは稀かもしれませんが、小さいゴミやヘアゴムなどが詰まりの原因になることもあります。
またお子さんがいるご家庭の場合、お子さんが誤っておもちゃなどの固形物を排水口に流してしまうこともあるようです。
排水口の詰まる箇所は4つ
浴室の排水口の詰まりが発生する箇所は、
● 洗い場の排水口
● 浴槽の排水栓
● 排水トラップ
● 排水管
です。
洗い場の排水口や浴槽の排水栓の場合は、詰まりを解消するのも比較的簡単ですが排水トラップや排水管内で詰まりが起きてしまうと、詰まりを解消するのに手間がかかります。
無理に解消させようとして排水トラップや排水管を破損してしまったりすることもありますので対処が難しくなる前にできるだけ早い段階で掃除や詰まりの原因を排除しましょう。
排水口が詰まったときの解消法
浴室の排水口の流れが悪い、水が逆流する場合の解消法をご紹介します。
1. 洗い場の排水口の掃除
以下の解消法を試す前にまずは排水口の掃除をしましょう。
排水口は排水カバー(ない場合もある)、ゴミ受け、排水筒、排水ピースで構成されています。すべて外し各パーツの汚れを取り除きます。
排水トラップの内部は歯ブラシや掃除用の細いブラシを使って掃除します。
届く範囲に髪の毛の塊や固形物があるのであれば、ピンセットなどを使って取り除きましょう。外した手順と逆手順でパーツを戻します。
2. 排水管の汚れはワイヤーハンガーで取る
排水トラップや排水管が詰まった場合はワイヤーハンガーを使いましょう。
ワイヤーハンガーを分解して伸ばします。排水トラップ内にある排水管に続く穴に伸ばしたワイヤーハンガーを差し込み、中の汚れを擦り取るように動かしましょう。
詰まりがひどくない場合は、この方法で解消されることがあります。
3. 浴槽の詰まりにラバーカップを使う
よくトイレで使用しますが浴槽の詰まりにも効果的です。
排水口もしくは排水栓の部分にラバーカップをしっかり押し当てます。あとはトイレで使うときと同様に何度か繰り返して、引き上げるだけです。
勢いよく引き上げると排水口や排水栓を壊してしまうことがあるので注意しましょう。
真空式パイプクリーナーでも詰まりを解消させることが可能です。真空式パイプクリーナーはラバーカップよりも吸引力が強いので、詰まりが奥にある場合でも取り除けることがあります。
4. 排水口のぬめりに重曹とクエン酸を使う
皮脂汚れは弱酸性、石鹸カスはアルカリ性の汚れなので重曹とクエン酸が効果的です。
重曹とクエン酸を3:1の割合で混ぜ、排水口に振りかけます。その後コップ1杯分の水を流して1時間置きます。1時間後、水をしっかり流して終了です。クエン酸がない場合は、お酢を代用しても構いません。
5. 液体のパイプクリーナーを使用する
パイプクリーナーは重曹とクエン酸と同じように、詰まった髪の毛やゴミを溶かします。薬品を使用しているため重曹とクエン酸よりも強力です。
詰まりがある部分にパイプクリーナーの原液を流し込んだら、指定の時間置いて、あとは水で流します。プラスチックなどの固形物を溶かすことはできません。
ブラシと重曹とクエン酸を使って排水溝を掃除しよう
浴室つまりに重曹とクエン酸が効果的なのは先に解説した通りです。
ラバーカップやワイヤーブラシといった道具で解消することもできますが、道具を使うだけでは根本から解決することはできないでしょう。
これらを排水溝や排水パイプに入れてつまりを解決しても、原因になるヌメリ汚れなどがなくなるわけではないからです。
さらにこれらをエサにしてカビが生えてくる可能性も否定できません。
予防も含めてしっかりときれいにしたいなら、洗剤や薬剤を使うことをおすすめします。
重曹とクエン酸はプロが使う薬剤ほどの洗浄能力はありませんが、自分で対処する場合は是非とも使っておきたいところです。
日々の掃除などで定期的に使うのも有効でしょう。
これらは単に浴室つまりを解消するだけでなく、カビやヌメリ・油汚れなども綺麗にすることができます。
排水溝に取り付けられたフタやヘアキャッチャー(目皿)、排水パイプなどの部品も一緒に掃除していきましょう。
必要な道具
薬剤を素手で触るのは危険です。
重曹とクエン酸ならそれほど心配はありませんが、念のためゴム手袋かビニール手袋をはめて作業してください。
特に細かい箇所を掃除するのに便利なのがブラシです。古い歯ブラシを使うことで汚れをこすり取りやすくなります。
ブラシではなくスポンジでも落とせますが、細かい箇所を綺麗にするにはブラシの方が相性も良いでしょう。
汚れを落とすことでつまりも予防することも、気になる臭いを除去することも可能です。
重曹とクエン酸で汚れを落とす基本的な方法
部品や排水溝の掃除をする場合、まずは重曹をふりかけてその次にクエン酸をかけるのが基本的な使い方です。
クエン酸は粉末状になっているものが多いので、水に溶かしてスプレーボトルに入れて吹きかけると掃除しやすくなります。
また、クエン酸がない場合はお酢で代用可能です。
重曹とクエン酸をかけたら最後に少量のお湯をかけると泡立ちます。
この状態で30分ほど放置し、その後お湯でしっかりと洗い流しましょう。
排水パイプや排水溝は特に念入りに流して洗い残しがないようにしてください。
水でも流せますが、お湯の方が汚れも落ちやすくなります。
部品に付着した汚れを取る
フタやヘアキャッチャー(目皿)は取り外します。
部品に付着している髪の毛やほこり・ゴミは必ず取り除いてください。
部品に付着している汚れやカビは、単に重曹とクエン酸をかけて放置しただけでは落としきれないこともあります。
その場合はブラシなどの道具を使ってこすり落としましょう。
特にヘアキャッチャー(目皿)は細かい部分が多く、スポンジではうまくこすれない箇所が多いです。
しかし汚れはカビの発生の元になることもあるのでしっかり落としましょう。
どうしても解消されない詰まりは業者に依頼しよう
今回紹介した5つの方法を試してもなかなか詰まりが解消しない場合は、かなり詰まりがひどかったり、簡単に取り除けない固形物が詰まったりしている可能性が高いでしょう。
力任せで詰まりを解消しようとすると、排水口や内部を破損してしまう可能性があります。破損すると修理代がかかりますので、無理をせずに業者に依頼しましょう。
日頃の掃除で詰まりを予防しておこう
1度浴室の排水口が詰まってしまうと、取り除くのにも手間がかかってしまいます。日頃から排水口のゴミ受けに溜まった髪の毛やゴミを取り、定期的に油分によるヌメリを掃除しておきましょう。万が一詰まってしまった場合は、今回紹介した方法をお試しください。
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